JF全国女性連(國分豊子会長)は2月6日、水産庁長官室を訪れ、山口英彰水産庁長官と懇談会を開催した。
JF全国女性連は、「漁協女性部員の高齢化・減少対策」、「男女共同参画の推進」の2点を重点課題として訴えるとともに、各浜で抱えている諸課題について説明し、国の支援と協力を求めた。この中で、國分会長は、若手の育成強化を図るため、「JF全国女性連フレッシュミズプログラム」を開催したことを報告したほか、男女共同参画については、地元のJFや県域の漁連の役員との懇談の場の設定、参与等の役職の設置や、理事会等の会議へのオブザーバーとしての参画に向け、取り組みを進めていることを紹介した。
山口長官は「浜の現状が厳しいということはよく分かっているので、できるだけの支援をしていきたい」と答えた上で、女性の理事会等への参加については「JFグループの新運動方針でも盛り込まれていることなので、各JFでも理解した上で進めて欲しい」と述べた。女性部が各浜で取り組んでいる「魚食普及」や「植樹活動」などについても、「多面的機能発揮事業や女性活躍のための実践活動支援事業など、国には使える事業があるので、どんどん相談してほしい」と語った。
<JF全国女性連出席者>(敬称略)
【会長】國分豊子【副会長】丸山チカ子、新立弘子【理事】盛合敏子、小寺功子、森 武美、
石原千代子、荒木直子、瀬脇とも子【監事】葛西恭子、岡島悦子