JF全漁連はこのほど、「全国海の子絵画展」の特別賞入賞者28人を発表しましたので、ご案内いたします。
この「全国海の子絵画展」は、小・中学生の皆さんが絵を描くことを通して、海に対する興味や、漁業に対する理解、夢をもって成長して欲しいという願いを込めて、JF全漁連が1978年から開催しているものです。文部科学省、農林水産省、水産庁、日本放送協会、教育美術振興会、農林中央金庫などの協力を得て、例年3月頃、表彰式を開催しています。
今回の絵画展は、新型コロナウイルス感染症防止対策を万全に施したうえで、審査委員会を開催し、表彰式は初めて動画配信形式で行いました(関係者のみ閲覧可能)。動画表彰式では、特別賞受賞作品を1点ずつ紹介し、受賞者と審査委員のそれぞれのコメントを掲載しました。
今回の応募総数は6,490点(うち小学校の部5,598点、中学校の部892点)、参加校は469校(小学校363校、中学校106校)。このうち各道府県で選ばれた101点(小学校64点、中学校37点)が全国展に出展されました。その中から28点(小学校18点、中学校10点)が特別賞を受賞しました(受賞者は下記PDF参照)。
【審査委員からのメッセージ】
文部科学省初等中等教育局教育課程課の小林恭代教科調査官
「海で働く人への尊敬や感謝を表した作品、楽しく想像を膨らませた作品、親しみのある海辺の様子を表した作品など、様々な作品に出会うことができました。海は私たちの身近にあるとともに、生活に豊かな恵みをもたらし、漁業に携わる方々はその恵みを私たちに届けてくれます。これからも海や漁業について考え、楽しみながら絵に表していっていただけたらと思います」
文部科学省初等中等教育局教育課程課の平田朝一教科調査官
「皆さんが経験した海に関わるさまざまな思い出や感動から、表したいことを見つけて、構図や色などを考え、表し方を工夫しながら作品に挑戦されたことと思います。この思いを大切にした作品がたくさん集まってきたことは素晴らしいことです。この絵画展を通して、環境問題や食文化の大切さについて考えることに繋がっていくと思います。今後も、海や漁業について考え、思いのこもった作品に挑戦していただけたらと思います」と講評を述べました。