本日7月14日、西村康稔経済産業大臣がJF全漁連(東京都中央区)を訪問し、先般公表された国際原子力機関(IAEA)の報告書等について、坂本雅信会長以下、副会長、関係県漁連会長(組合長)に対し、説明がありました。
西村大臣からの説明に対し、坂本会長は、①西村大臣からのご説明により、科学的・技術的な安全性についてはある程度理解はしたが、科学的安全性と社会的安心は別であること、②IAEAの報告自体は、我々がその内容の適否について判断できるものではないこと、③各浜々で何の支障もなく、安心して漁業を継続できることが唯一の望みであり、そのため、漁業者の将来の不安を拭い去ることができないALPS処理水の海洋放出に反対であること―について、発言しました。
これに対し、西村経済産業大臣は「改めて皆さんの言葉を肝に銘じたい。ALPS処理水の海洋放出は日本全国で影響を受ける可能性があることであり、これからも皆さまが漁業をずっと継続していけるよう国として責任をもって対応して参りたい」とコメントしました。
<JFグループの出席者>
JF全漁連 : 坂本雅信会長、久保田正副会長、西川順之輔副会長、阿部国雄副会長
JF青森漁連 : 二木春美会長
JF岩手漁連 : 大井誠治会長
JFみやぎ : 寺沢春彦組合長
JF福島漁連 : 鈴木哲二専務
JF茨城沿海地区漁連 : 飛田正美会長