東京電力福島第一原子力発電所事故に伴うALPS処理水の海洋放出開始１年にあたって、8月23日、坂本雅信JF全漁連会長が齋藤健経済産業大臣と面談しました。
面談の場では、坂本会長から齋藤経産大臣に対し、中国等による日本産水産物の輸入全面停止措置の早急な解除に向けた国の取り組みを求めるとともに、昨年8月の「漁業者に寄り添い、必要な対策を取り続けることをたとえ今後数十年の長期にわたろうとも、全責任をもって対応する」との総理約束を確実に履行することを、あらためて強く求めました。
これに対し、齋藤大臣からは「一部の国・地域による科学的根拠に基づかない日本産水産物の輸入規制に対して、即時撤廃に向けてさまざまなレベルで我々は全力で取り組んでいます」とした上で、「ALPS処理水の海洋放出が、たとえ今後数十年の長期にわたろうとも、ALPS処理水の処分が完了するまで、政府として責任を持って取り組んで参ります。漁業者の皆さまとは引き続き、意思疎通を密にして、安全確保、風評対策、生業継続にかかる対策にしっかり取り組んで行きたいと思いますので、よろしくお願いします」との発言がありました。
＜齋藤経済産業大臣との面談 出席者＞
JF全漁連 ： 坂本雅信会長、三浦秀樹常務 ほか
